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『第6回日本ケータイ小説大賞』受賞作決定

 『第6回日本ケータイ小説大賞』(主催:毎日新聞社、スターツ出版)の授賞式が22日、都内で開催され、群馬県在住の水野ユーリ(23)による『あの夏を生きた君へ』が大賞(賞金100万円)を受賞した。ケータイ小説サイト『野いちご』を通じて、今回は「勇気」をテーマに作品を募集。応募総数は3248作品だった。

『第6回日本ケータイ小説大賞』で大賞を受賞した水野ユーリさん(左から2番目)

『第6回日本ケータイ小説大賞』で大賞を受賞した水野ユーリさん(左から2番目)

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 大賞作品は、学校でのイジメに耐えきれず、不登校になってしまう中学2年生の少女・千鶴が主人公。口うるさい両親、なにもしない担任、自分を裏切った友達…、すべてに嫌気がさし、「死にたい」と思っていたある夏の日、唯一心を許していた祖母が危篤に陥ってしまい、ショックを受ける千鶴の前に、ユキオという少年が現れる。初めて恋をした夏、奇跡が起きる。

 優秀賞(賞金各30万円)には、関東在住の30代主婦・樹香梨(じゅかり)による『初恋タイムスリップ』と、20代主婦で2児の母・なぁなによる『純恋〜スミレ〜』、TSUTAYA賞に、大阪市在住の妻で母で会社員・tomo4による『友達の彼氏をスキになった。』、特別賞に鹿児島市在住の26歳・あちゃみによる『ひまわり』がそれぞれ受賞した。今回の大賞受賞作品は、発表と同時に書籍版が発売され、そのほかの入賞作品も順次書籍化される予定。

 今回の受賞作は文章力や経験値で分のある“大人”による作品が占めたが、募集をかけたケータイ小説サイト「野いちご」のユーザーの約6割が13〜18歳の中高生。『恋空』や『赤い糸』などの“ケータイ小説”が映画・ドラマ化されるだけで話題を集めたブームも落ち着いた近年は、高校生中心だったユーザーがより若年層に拡大化していく傾向が強まっている。同サイトでは月あたり5000作品のペースで投稿作品は増加しているという。

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