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『ステキな金縛り』初日舞台あいさつで“三谷劇場”全開

 三谷幸喜監督の最新作『ステキな金縛り』の初日舞台あいさつが都内で行われ29日、主演の深津絵里をはじめ、西田敏行阿部寛中井貴一木下隆行TKO)らが登壇した。構想に10年以上を費やしたという三谷監督は「笑い声とかを聞いて嬉しかった。今までの試写会ではタダ見の人たちだったけど、今日来た人が本当のお客様。愛してます」と感謝を述べると、会場は爆笑の渦に。出演陣もこれに続いてユーモアあふれるあいさつで笑わせ、壇上で生の“三谷劇場”を展開した。

『ステキな金縛り』初日舞台あいさつの登壇者 (上段左から)三谷幸喜監督、KAN、竹内結子、木下隆行(TKO) (下段左から)中井貴一、深津絵里、西田敏行、阿部寛 (C)ORICON DD inc.

『ステキな金縛り』初日舞台あいさつの登壇者 (上段左から)三谷幸喜監督、KAN、竹内結子、木下隆行(TKO) (下段左から)中井貴一、深津絵里、西田敏行、阿部寛 (C)ORICON DD inc.

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 同作は、深津演じる三流弁護士が、被告人のアリバイを証明するために落ち武者・六衛兵(西田)の幽霊を法廷に立たせようと奮闘する物語。主人公が成長する過程にコメディや法廷ミステリー、そしてファンタジーなどを盛り込み、感動作へと昇華させる三谷作品となっている。

 西田が「あなたたちこそ、真の我々の大好きな人たちです』と初日に集まった観客に頭を下げると、中井や阿部も「大好きです!」と連鎖。三谷作品初参加で、1人2役に挑んだ竹内結子も「みなさん、心から愛してます」と続き、「この作品に出演できてよかった」と笑顔をのぞかせた。

 また、三谷監督と同い年の中井が「俳優生活30年になるけど、まさか、見えない犬相手に芝居をするとは…。役者業、精進していきます」と自虐交じりに語ると、三谷監督は「中井貴一さんが見えない犬とじゃれ合う痛々しい姿を見て、中井さんのためにもヒットさせたいと思った」と胸中を明かし、場内を賑わせた。

 この日、司会を務めたフジテレビの生野陽子アナウンサーが、ニューヨークで開かれた上映会のエピソードを紹介する際に「上映」を「映上」と噛んでしまうと、深津は「NYの“映上”は…、いい空間での試写会でした」と笑顔で“フォロー”。さらに、仙台の出張上映会に参加した西田も「仙台でも“映上”されたんです」と生野アナの失態を笑いに変えていた。

 改めてNYでの試写会の感想を聞かれた三谷監督は「言葉が違っても、笑い声は共通すると感じた。あと、僕が台本を考えて、英語でスピーチしたんですけど、僕と深津さんは完璧な英語だったけど、木下さんは緊張したのか…。なので、彼が今日はどうしてもリベンジしたいみたい」と、木下に突然の無茶ぶり。汗だくになった木下は何とか英語で乗り切るも観客の反応はイマイチで、三谷監督は「スベッた時の感じも、世界共通ですね」としたり顔を浮かべていた。舞台あいさつにはそのほか、今作が俳優デビューとなった歌手のKANも登場した。

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  • 深津絵里 (C)ORICON DD inc.
  • 三谷幸喜監督 (C)ORICON DD inc.
  • 竹内結子 (C)ORICON DD inc.
  • 阿部寛 (C)ORICON DD inc.
  • KAN (C)ORICON DD inc.
  • 西田敏行 (C)ORICON DD inc.
  • 中井貴一 (C)ORICON DD inc.
  • 木下隆行(TKO) (C)ORICON DD inc.

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