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　昨年10月に心不全のため74歳で死去した建築家の故・黒川紀章氏の妻で女優の若尾文子が24日（水）、都内でおよそ1年半ぶりとなる部隊『華々しき一族』（11月6日〜16日 ル テアトル銀座）の製作発表に参加した。黒川氏の死去後女優業へ本格復帰を果たす若尾は「仏壇への報告はしていないが、ずっと見てくれてると思う」と心境を語った。藤谷美紀、吉野紗香らも出演する。

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　作品は日本の演劇界を代表する故・杉村春子氏の代表作。着物を着て日本劇を演じたいと思っていたところへちょうど今回のオファーがあり「すぐに受けたが、偉大なる大先輩の作品ということで、一度逃げ出しかけました」と、大役に二の足を踏んでいた事実も明かした。また、これが舞台初挑戦となる俳優・徳重聡には「緊張する必要はないよ」と会見中に優しい声をかける一幕もあった。

　ただ、亡き夫の話題には複雑な表情を浮かべつつも「彼はいつも『仕事をしている方がいい』って言ってた。喜んでくれていると思う。毎日仏壇にも手を合わせてますし“改めて”ということはない」と本格復帰への意気込みを語っていた。

　そのほか、共演には西郷輝彦、松村雄基、藤谷美紀、吉野紗香らがキャストに名を連ねた。