• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
流行りモノ調査隊 流行りモノ調査隊
#016 今週の急上昇キーワード(更新日:2007/11/13)
『マイマイ運動』
PAGE: 1 | 2 | 3
急上昇の理由
 11月7日、女性下着メーカーのトリンプが世相を反映したユニークなブラとして『マイ箸ブラ』を発表。使い捨ての割り箸を使わずに“マイ箸”を携帯する人が増えていることに着目したとのこと。レジ袋は断ってマイバッグを!割り箸をやめてマイ箸を!ペットボトルの代わりにマイ水筒を!と、今年は「マイ○○」のための商品が注目された。「マイマイ運動」という言葉はその総称。
今回の調査内容
アーティストグッズにも『マイ○○』
2007年『マイ○○』ブームを総括
『マイ○○』でお得!千葉エコラーメンプロジェクト/カレッタ汐留
アーティストグッズにも『マイ○○』
■絢香
絢香/エコバック
『エコバック』

 昨年から“エコ”や“環境問題”をテーマにしたイベントに参加する機会が増え、それをきっかけに「地球に住む人、みんな他人事じゃない!」と、強く感じたという絢香。『Peace loving・・・♥』ツアーのエコバッグは、再生率100%の繊維で作製。とても薄くて軽いバッグなので、小さく折りたたんで携帯もしやすい。

★ネット通販中 詳しくはこちらから>>
■モーニング娘。
モーニング娘。/エコトートバック
『エコバック』

 地球温暖化防止について楽しく学ぶイベント「モーニング娘。熱っちぃ地球を冷ますんだっ。文化祭2007 in 横浜」で販売したエコトートバック。素材やデザインの特徴:素材で不織布を使用しているので、焼却しても有毒ガスを発生致しない優れもの。「たくさん入るトートバックなので、買い物した時のビニール袋を減らす為にも使ってもらえたら嬉しいです」(モーニング娘。)

★2007年11月30日まで(当日受領印有効)、通信販売受付のみ販売。500円。
詳しくはこちらから>>
■Perfume
Perfume/Perfume特製エコバック
『Perfume特製エコバック』

 素材は布。デザインはブルー/ピンクの2色ラインと、アーティスト名だけ表記したものの2パターン。「ヘンに飾りをつけず、あくまでもシンプルなものを意識しました」とのこと。 9月にリリースしたニューシングル「ポリリズム」が『NHK環境・リサイクルキャンペーンソング』に起用され、本人たちも出演。CMの中だけではなく、「直にキャンペーンに協力できれば」と、エコバックを制作した。
■やなわらばー
やなわらばー
『やなわら箸』

 以前からエコに関心があり、“自分たちにできること”として、「マイ箸を持ち歩いていた」というふたり。10月9日からのワンマンライブツアーで初めてグッズを作ることになり、オリジナルのマイ箸を作製。箸は天然木、箸袋は麻素材。10月25日までのワンマンツアーでのみ800円で販売。「自分たちを応援してくれるファンの皆さんにも、ECOに関心を持つきっかけになってもらえれば嬉しい」とのこと。
”マイマイ運動”って何?
 レジ袋は断ってマイバッグ。割り箸をやめてマイ箸。ペットボトルの代わりにマイ水筒、・・・などなど。

 使い捨てが当たり前だったモノ見直し、繰り返し利用できるものを使って、ゴミを出さないライフスタイルを実践すること。

 地球温暖化防止のための国際的な枠組みである京都議定書が採択されたのが、ちょうど10年前の1997年12月(発効は2005年2月)。

 2000年6月には現在の「大量生産・大量消費・大量廃棄」型の経済社会から脱却し、環境への負荷ができる限り低減された「循環型社会」の形成を目指す「循環型社会形成推進基本法」が制定された。これに基づき廃棄物処理法だとか、家電リサイクル法が施行され、家庭ゴミの分別収集も徹底されつつある。

 さらに進んで、今年。改正容器包装リサイクル法が4月に施行され、レジ袋の削減が義務付けられた。地方自治体や企業などがレジ袋有料化の試行やマイバッグ普及活動など、ゴミを減らすためのさまざまな取り組みが始まっている。

 こうした社会動静の中で、レジ袋の代わりに使える、小さくたためるショッピングバッグ(エコバッグ)や、日本の使い捨て文化の象徴ともいえる割り箸の代わりに使う箸や箸箱など、「マイ○○」のための商品が雑貨店やバラエティショップの店頭を賑わわせた。

エコバッグについての特集はこちら:アニヤ・ハインドマーチ騒動を追う>>

 また、2007年のノーベル平和賞は、地球温暖化問題を取り上げたドキュメンタリー映画『不都合な真実』のアル・ゴア氏が受賞。10年前に“地球温暖化防止”といわれてもピンとこなかったが、世界中で多発する異常気象に危機感を抱かずにはいられない。

 カタツムリのことを「マイマイ」とも呼ぶが、マイバッグ、マイ箸などの「マイ○○」が広がりつつあるといっても、地球規模で見たらカタツムリの歩みみたいなものだろう。

 でも、『マイマイ運動』は“私の、私のための運動”という見方もできる。すべては自分のため。この豊かで便利な暮らしがいつまでも続くように、ゴミを出さない、資源を無駄にしない。私一人の小さな歩みも、みんな進めば大きな一歩になるのかもしれない。

 “My Life”のための『マイ○○』は、今後ますます本格化しそうだ。
いつでもどこでもマイ箸を携帯。トリンプ『マイ箸ブラ』
トリンプ『マイ箸ブラ』
11月7日(水)、都内で行われた2008年春夏トリンプコレクションで、2008トリンプ・イメージガールの石田裕子が着用し、披露した

 女性インナーウエアメーカー、トリンプ・インターナショナル・ジャパンが毎年11月に発表している、世相を反映させたユニークなブラジャーシリーズの最新作は『マイ箸ブラ』。構想・製作に約6ヶ月かかった。

 カップの脇に、携帯用の折りたたみ式の箸を収納でき、使わない時は脇を支えるサイドボーンとして、バストをしっかりキープする。

 また、カップは炊き立てごはんが山盛りの茶碗と、味噌汁のお椀、アンダー部分は朱塗りのお盆に見立て、“和”の食卓のイメージをデザイン。ストラップには取り外し可能な和柄の箸袋、胸元中央には箸置きを取り付けた。

 同社は2004年に『愛・地球博』にちなんだ『eco地球儀ブラ』以来、2005年は『ウォームビズブラ』、2006年は『NO!レジ袋ブラ』と、楽しみながら環境に優しい生活のあり方を提案するブラジャーを発表。

 今年は、ゴミを減らすための取り組みとして、使い捨ての割り箸を使わずに“マイ箸”を携帯する人が増えていることに着目したという。
NEXT
PAGE: 1 | 2 | 3