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流行りモノ調査隊 流行りモノ調査隊
#128 今週の急上昇キーワード(更新日:2010/05/25)
W杯2010
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急上昇の理由
 開幕が6月11日と、いよいよ間近に迫ったサッカーのW杯南アフリカ大会。世界最高峰のプレーが見られるとあって、サッカー好きならずとも大注目のイベントだ。開催が近づき、日本代表の対戦国『オランダ』『カメルーン』『デンマーク』に注目が集まり始めている。サッカーに関しては、他メディアが詳しく取り上げると思うので、流行りモノ調査隊的では、国民性などがよく分かるであろう食の部分から対戦国をひもといていくことにした。
今回の調査内容
第1戦 対カメルーン戦
第2戦 対オランダ戦
第3戦 対デンマーク戦
開催国 南アフリカ
 今回のW杯、隊員の優勝予想は『スペイン』、対抗は『イングランド』だ。スペインはエースのフェルナンド・トーレスの怪我の具合が心配だが、中盤の選手の充実ぶりが目立つ。対抗のイングランドは、ルーニーのでき次第というところか。

  なんて、素人予想はさておき、日本代表の話へ。グループリーグでE組に入った日本。対戦相手はいずれもFIFAランキングが日本代表(45位)より上といういわば“格上”ばかりの難しいグループだ。対戦相手国ごとに、見ていくことにしよう。

第1戦 対カメルーン戦
国名:カメルーン共和国
首都:ヤウンデ
面積:47万5440ku
人口:1890万人
FIFAランキング19位(4月28日付)
カメルーン共和国
  初戦の相手は“不屈のライオン”ことカメルーン(6月14日試合)。攻撃陣はアフリカ屈指で、攻撃陣の中心であるエースのエトオ(インテル・ミラノ)のスピードと決定力には特に注意が必要だ。

ずいぶんと豪勢な『ワールドカップセット』
ずいぶんと豪勢な『ワールドカップセット』
 日本代表の初戦突破のため、カメルーンを探るべく調査隊が訪れたのは池袋にある『オービレッジ』。来日22年という店主のジュディ・アタンガさんが作るのはカメルーンの伝統的な家庭料理。カメルーンには、海も山もあるので、魚、肉、豆類、穀類、イモ類、野菜など、食材は豊富で何でも食べるとのこと。

  今回出してくれたのは、カメルーンの代表的な料理を集めた『ワールドカップセット(※)』。

※今回の取材のために特別にご用意いただいたもので、正式なメニューではありません。

  まずは、ドーレ(ほうれん草をミンチした料理)と、バナナのフライ(写真左中)。カメルーンではどちらもかなりポピュラーな料理だそう。その上がバナナドーナツとタピオカココナッツというデザートのコンビ。

 そして、焼き魚に調理バナナとスパイシーなソースを混ぜて食べる「スパイシーグリルフィッシュ」(写真右上)に、ココナッツライスとグリルチキン(写真中央)。そして、芋ととうもろこしの粉に卵を混ぜて作ったパン「フフ」(写真右下)につけて食べるための、オクラとモロヘイヤが入った「オクラスープ」(写真下中)と「ピーナッツバターカレー」(写真左下)。キーマカレーっぽい感じの「豆のシチュー」(写真右中)という、なんとも豪華でかつボリュームのある陣容となった。これは手強そうだ。

オーナーのジュディさん 優勝候補はもちろんカメルーン。日本代表は2位になるとお世辞で予想してくれた
オーナーのジュディさん 優勝候補はもちろんカメルーン。日本代表は2位になるとお世辞で予想してくれた
  フライドバナナに使われる調理用バナナは、いつも食べているバナナよりも酸味が強い感じで独特の味。ドーレのほうれんそうも独特の苦味があった。

 全体的にいうと、野菜を使った料理が多くとてもヘルシーな感じ。日本人でも普段から食べている食材を使っているので、どの料理も非常に食べやすかった。

 聞きなじみのなかったカメルーン料理だが、食べてみると意外と日本人の口にも合い、親近感を抱けるという結果となった。


“O”VILLAGE(オービレッジ)
住所:東京都豊島区東池袋1-22-13 第5ナカムラビル3F
TEL:03-5951-2264
営業時間:11:00〜14:30、17:00〜24:00
定休日:無
第2戦 対オランダ戦
国名:オランダ王国
首都:アムステルダム
面積:4万1864ku(蘭領アンティル諸島および同アルバ島は除く)
人口:1653万人
FIFAランキング4位(4月28日付)
オランダ王国
 第2戦の相手は、強豪中の強豪『オランダ』(6月19日試合)。ドイツ・ブンデスリーガを制した『FCバイエルン・ミュンヘン』のロッベンやファン・ボメル、そして先日その『バイエルン・ミュンヘン』を倒してヨーロッパ王者となった『インテル・ミラノ』のスナイデルなど、強豪チームで主力として活躍する選手がそろう。

 オランダ料理を体験すべくうかがったのは、JRの東十条駅にある『cafe Regenboog』さん。

 今回試食させていただいたのは、オランダ風のパンケーキ「パンネクック」。クレープとホットケーキの中間のような見た目で、もちっとした食感が特徴的。フルーツをトッピングして、デザートとして食べたり、チーズやベーコンなどをトッピングしても食べるそう。

  もっとも特徴的な点は“SCHENKSTROOP”という甘いソース(シロップ)。デザートとして食べる際だけではなく、チーズやベーコンなどをトッピングする際にもこのソースをかける。実際に試食したのは「チーズとベーコンのパンネクック」。甘いソースと、ベーコン、チーズの塩味があいまって、不思議な味。最初は違和感を覚えるが、食べ進むほどにやみつきになりそうな感じがした。

  そのほか、フライドポテトに、ケチャップ、カレーパウダー、オニオン、マヨネーズなどいろいろなソースを絡めて食べる「フリット(ベルギー流フライドポテト)」、スチームしたミルクの中に、コーヒーを注いで飲む「コーヒーフェルキールド(「間違ったコーヒー」という意味)」などが有名。

  ちなみに「コーヒーフェルキールド」の語源は、通常のカフェオレ(ラテ)は、コーヒーの上にスチームしたミルクを注ぐところ、その逆に作るため、“間違ったコーヒー”となったそうだ。

パンネクック(左)とコーヒーフェルキールド(右) 和風な佇まいだが、中はオランダだ
パンネクック(左)とコーヒーフェルキールド(右)
和風な佇まいだが、中はオランダだ

cafe Regenboog
住所:東京都北区神谷1-26-23
TEL:03-6364-0544
営業時間:11:00〜18:00(平日・日曜)/11:00〜20:30(土曜)
定休日:無
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