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流行りモノ調査隊 ♯109 『劇場がテーマパークに変わる!3D映画』
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映像が立体に見える3D映画。昨年公開された『センター・オブ・ジ・アース』を皮切りに、『モンスターVS エイリアン』『ボルト』など、話題の作品が続々3D映画として登場!そこで、“映像が立体に見える仕組”を下半期注目の3D映画と合わせて調査!!
なんで映像が立体に見えるの?
9・10月公開の3D映画(『くもりときどきミートボール』ほか)
11・12月公開の3D映画(『カールじいさんの空飛ぶ家』ほか)
遊園地のアトラクションなどで、3D映像を観たことはあるけど、その仕組はどうなっているのだろう。調べてみると、そこには人間の目の構造が大きく関わっていることがわかった。
■人間の目の構造
人間の目は、両目で同じものを見ているつもりでも、左目は左側から、右目は右側から対象物を見ている(指を顔の正面に持ってきて、左目だけ、右目だけで、その指を交互に見ると、それぞれの見えかたが微妙に異なることがわかると思います)。これらの視覚情報が脳内で組み合わされ、人間は上下・横幅・奥行きという立体(3D“three dimension”)を認識しているのです。
■デジタル3-Dシネマの仕組(REAL Dシステムの場合)
デジタル3Dでは、人間の持つ視覚の仕組を利用して、左目・右目のデータをそれぞれ1フレームにつき各3回(左右合わせて6回)投影。通常、1秒間24フレームの映像を、デジタル3-Dシネマでは、1秒間に144フレーム(24フレーム×6回)投影。左右個々に円偏光(※)をかけた映像が交互にスクリーンに投影されることによって、目に錯覚を起こします。
これにより、従来のフィルム映写機ではできなかった「映画の中に入っている」ような、立体感あふれる3-D映像が円偏光メガネをかけるだけで楽しむことができるのです。
また、REAL Dシステムの円偏光メガネは、メガネの上からかけても負担の少ない軽量タイプで、持ち帰ることができます。
ただ、3-Dシネマを観るためには、デジタル3-D上映システムを搭載した劇場に行かなくてはいけないので、劇場に行く前によく確認しましょう!(特別上映となるため、作品ごとに鑑賞料金が異なります。ご注意ください)
※円偏光:偏光とは特定の方向に振動している光のことで、偏光フィルターなどを通すことによって得られる現象。円偏光には、回転の方向によって右円偏光と左円偏向がある。
取材協力:
ワーナー・マイカル
(3-Dシネマ対応施設、40劇場51スクリーン)
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