まずは『NIKE TERMINATOR HIGH SUPREME QS』。1985年にカレッジカラーを採用し、ノンエアバスケットシューズとして誕生した『TERMINATOR(ターミネーター)』。同年に発表された『DUNK(ダンク)』とともに、それまでのスニーカーとは一線を画したカラーリングでオンコートのみならずコアなファッションフリークをとりこに。さらに90年代前半のヴィンテージスニーカーブーム時には希少性や歴史背景など、機能とは別の付加価値からヴィンテージモデルの代表格として高い評価を受け、中でも“DEAD STOCK(デットストック)”(新品未使用のモデル)は今では考えられないほど高額での取引も行われ社会現象にまで発展した。1度は市場から姿を消したものの2003年に待望の復刻を果たし、それから人気は不動のものとなった。
そんな『TERMINATOR』に「LIMITED EDITION for NON FUTURE(ノンフューチャーリミテッドエディション)」として日本のマイノリティーカルチャーを取り入れたモデルがリリース。今作は日本の伝統猟“マタギ”文化からインスパイアを受けた 「MATAGI PACK(マタギパック)としてリリースされた。
"マタギ"とは、東北や北海道を中心に古くから伝わる集団で狩猟を行う狩猟者集団のこと。今作はそんな山にこもり古くからの狩猟方法でカモシカやクマなどを狩猟するマタギ猟の際に着用されている特徴的な衣服等からインスパイアを受けデザインされている。アッパーには風合い高いコットンキャンバス、そして毛足の長いスエードを採用。ライニングには保温性に優れたファー素材を使用し、シューレースフックには『TERMINATOR HIGH ENG』シリーズでも好評なブーツで使用される金属製フックを採用するなど、独創的なデザインに仕上げられている。
そんな『AIR MACROPUS』がデザインをそのままに、ミッドソールの素材を、軽量性・クッション性に優れたファイロン素材に変更し、『AIR MACROPUS LITE(エアマクロパスライト)』として『LIMITED EDITION for NON FUTURE(ノンフューチャーリミテッドエディション)』よりリリース。アッパー素材には全体に贅沢なハラコ(ポニーヘアー)を使用し、シュータン部分には風合い高いコットンキャンバスを採用。ライニングには保温性抜群のボアが採用され、独創的なデザインに仕上げられている。
カラー:BRN/BGE/NVY ¥16,800(税込)
最後は『AIR BAKED MID QS』。
近年話題の“HYBRID(ハイブリット)”の流れがスニーカーにも到来。90年代にアウトドアカテゴリー「a.c.g.(オールコンディショニングギア)」から登場し、名品『AIR MOC(エアモック)』の後継機種として独特なクロージャーシステムやシンプルで独創的なデザインが支持され、コアなファンを中心に高い評価をうけた名作『AIR BAKED(エアベイクド)』。そんな『AIR BAKED』が今年新たな要素「HYBRID CONCEPT(ハイブリッドコンセプト)」を用いて「LIMITED EDITION for NON FUTURE(ノンフューチャーリミテッドエディション)」として待望の再リリースを果たす。アッパーには質感高いヌバックレザー、シュータン部には“マタギの毛皮”をイメージしたフェイクファー、ライニングには保温性抜群のボアが採用され、独創的なデザインに。また好評を博している『AIR FOOT SCAPE(エアフットスケープ)』の『ソールユニット』を採用し、ブーツライクなアッパーデザインとは裏腹に確かな機能性をフュージョンさせ、ブーツとスニーカーが見事に調和したデザインとなっている。